ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
2のネタバレを見てしまった

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Investigate murders, search for clues and talk to your classmates to prepare for trial. There, you’ll engage in deadly wordplay, going back and forth with suspects. Dissect their statements and fire their words back at them to expose their lies! There’s only one way to survive—pull the trigger.

裁判の前にちゃんと推理できるだけの情報が証拠として提示されるので、個別の事件の推理が楽しかった。こういうゲームって裁判中に突如出てきた新情報によって全部ひっくり返されるような演出をされるものだと思いこんでいたので、メタ読みとかではない推理ができるのは意外で面白かった。
というか、ジャンル知識に疎い自分のメタ読みは大体外れていて、その辺の浅い読みは対策されているのかもしれない。以下は自分がまんまと勘違いしていたこと。
- 霧切さんがどこかで退場しそう
- 第一章で頼れる先輩ポジションだったので、重要な証拠をつかんだところでいなくなって苗木くんが引き継いだりとかしそうと思っていた。逆に苗木くんが霧切さんをかばって退場することになるのは、ちゃんと引っかけられた感じがあった。
- 石丸クンはやってる
- 目がやってそうだから。でも、朝日奈さんや不二咲さんのように「やってなさそう過ぎて逆にやってそう」な人以外はみんなやっていてもおかしくない顔というか見た目をしていた気がする。
- 葉隠クンか山田クンが黒幕
- こういうどうしようもないキャラクターが黒幕だとウケるから。ストリートファイターだとホンダかブランカみたいな。でも江ノ島さんもだいぶどうしようもないよな。
- セレスが黒幕の内通者
- 第三章の終わりまで割と本気で信じ込んでた。殺人ボーナスタイムでしかない夜時間ルールの提唱者というだけで怪しすぎる。ずっとヨーロッパでハーレム作りたいという本心を隠して殺人の機会を狙っていたというだけで清廉潔白だった。
- なんか被害者が石田クンと山田クンだったからギャグっぽくなってるけど、狂った動機で二人も殺しててやばい。
- 苗木クンが大神さんの秘密を言わなかった理由
- 大神さんと関係が悪くなるのをビビってるのかと思ってたけど、この期に及んでも好き嫌いや役に立つかどうかで仲間の優劣を一切付けようとしない異常者だった。ほぼ無意識的に同級生を値踏みしていた自分との器量の違いが明確になってしまった。
- 腐川冬子は実はジェノサイダー翔ではない
- そんなやつがいたらめちゃくちゃになってしまうから。というか第二章くらいまではわりと真面目なゲームだと思っていたのかもしれない。
基本ずっと面白かったんだけど、最終章の江ノ島さん本体が出てきてからが冗長というか、これまで小出しにされてきた情報のまとめでしかなかったのが玉に瑕だったかもしれない。
そもそもゲーム内で『人類史上最大最悪の絶望的事件』はただの舞台装置でしかないと言及されていた気がする。潔いとも言えるけど、最後に議論することはもうそれ以外に何も残ってないので、黒幕の陰謀というゲーム全体の大きい謎が特に驚きのないまま終わってしまう。
デスゲームという前提のありえなさの時点で、どんな謎や陰謀が隠されていたとしても驚きも納得もクソもないので、これはもうどうしようもないのかもしれない。江ノ島盾子のキャラの濃さのわりに大した展開がないので「なんか最後変な人にからまれちゃったな」くらいの印象しか残らないのがちょっと悔しかった。