Öoo

oの数が一個減ってる気がする 📒難易度:楽しい

Öoo
Öoo on Steam
A Bomb Caterpillar’s Big Adventure! "Öoo" is a charming yet mysterious exploration puzzle platformer where you discover creative ways to use bombs!

楽しい。ぱっと見はメトロイドヴァニアのようなマップだが暗黙的で丁寧な誘導のおかげで実際はほぼ一本道になっている。暗黙的と書いたけど、プレイヤーの心理や導線についての研究が徹底的すぎて、自分はゲームにエスコートされているという事実を無視できなかった。こういうマップの作り方は、クレジットでも参照されていたけど『COCOON』にすごく近いものを感じた。

各エリアごとに新しい「知識」を1〜2個学習していくような仕組みで、ストレートなものもあれば直感に反しているものもある。直感に反しているものは、マップ切り替えで復活するブロックを利用したり、半マスずらして爆弾に乗ったり、羽虫を爆風でノックバックさせたり、場合によっては反感を買う可能性もある。それでも強く記憶に残るのはそういう仕掛けだったりする。

特に、後から新しいアップグレードや知識を覚えてから来ることが明らかなエリア1のマップがずっと気になっていた。バックトラックするにはエリア2の羽虫を上のマップまで連れてくる必要があるんだけど、その方法をずっと考えていた。結局壁越しに羽虫を爆弾で吹っ飛ばすだけという、「そんなんでいいんだ」って感じの解答に妙な爽快感を覚えた。

爽快感で良いんだろうか。手品のタネ明かしを見たときの、驚きと感心と少しの呆れも交じっているような感じ。手品のタネ明かしとの共通点で言うと、Knowledge-based や Metroidbrainia と呼ばれるゲームは、タネを知った後に自分でやってみるフェーズが用意されているので、それがちょっと納得いかないようなものでも、共犯者になった感覚を味わえて楽しいのかもしれない。

  • やっぱりシークレット的なものがあるらしい。背景や地図とにらめっこしながら謎コマンドとか入力しなくちゃいけないんだろうか。
  • シークレットはそういうのではなく、メインでは使用されなかった少し気づきにくい仕掛けを使った高難度のエリアで楽しかった。一つだけ、おそらく[00,01]になにかあるっぽいけど全然行き方がわからない。
  • Steamでストアページが公開されてから爆弾の最大数に調整があったので、実際にoの数が一つ減ったらしい。カバーアートもちょうどよく三つ目の爆弾が隠されている。