Refind Self: 性格診断ゲーム
性格露出王におれはなる

アドベンチャーゲームの「楽しさ」とされれている要素の一つ、「ゲーム中の何らかの物体に対して、実行できるアクションをランダムに探る」に、性格診断ができるという実利を加えることで、それを意味のあることに見せようとしている気がした。この探索を効率的に行おうとすると「道徳」が下がっていくのは、常に効率的に行動しようとする人間が往々にして冷淡でつまらない、血の通っていない棒切れでできた豚に見えることを表しているみたいで面白かった。
最終的に自分の性格は「冒険家」になったけど、アドベンチャーゲームとしてやると大体そうなるのでは?冒険家ってアドベンチャーそのままだし。でも、そういう特殊な状況でもほぼ選択しない行動があるとしたら、そこに無意識的な制約みたいなものが隠れている気もする。だとしたら「最も遠い性格」が一番その人らしさを表しているのかも…?
ただ、なんかどうしても個人的にゲームに対して、性格診断とかデータサイエンスとか現実の仕事や実利と繋がる要素を売りにされると、身構えてしまうところがある。研修でやらされるボドゲみたいな怪しげな営業の気配を感じてしまって。そういう疑わしさは「ゲーム内ゲーム」という設定で表現されることで和らげられていて安心した。

時間がたって考えると、割と正確に診断できている気がしてきた。目的をはっきりと決めるのが嫌で(冒険家)、やることが決まっても実行に移すのをいつまでもぐずってて(プランナー)、もう後がなくなった時点でやけな行動をおこしてしまう(番長)。その結果生じた諍いや破局を肯定するために自分の世界には平和なんてないと思い込むようにしている。
まあ、占いみたいなもので、だれにでもある人生の一側面を提示しているだけかもしれない。なぜ、このゲーム中にそういう行動をとってしまったかは、ゲームを完全に閉じた一人だけの空間だと思っているか、その場合になにを試そうとするのか、という話な気がしてきた。そうなると測られているのは信仰心なのかもしれない。